都市対抗11度の優勝を誇る社会人野球の強豪、JX-ENEOSの和嶋利博監督(47)が今年限りで退任し、新監督に大リーガー田沢純一の元女房役だった山岡剛(ごう)氏(33)が就任することが23日、分かった。

 山岡氏は日大高(神奈川)から早大へ進学。06年に新日本石油ENEOS(現JX-ENEOS)入社後は捕手として活躍し、08年には田沢純一(30=レッドソックスFA)とバッテリーを組み、都市対抗で優勝した。13年には同社が62年に達成して以来となる、51年ぶりの都市対抗2連覇にも貢献。昨年までコーチとしてチームに携わっていたが、このたび監督として復帰することになった。和嶋監督は、現慶大の大久保秀昭監督(47)の後を受けて14年秋から指揮を執り、翌年の都市対抗に出場。今秋の日本選手権は1回戦でNTT西日本に敗れた。