大分でのベースボールキッズに参加したソフトバンク内川が27日、2000安打早期達成とV奪還の2つを来季の目標を掲げた。「この年になって個人の記録だけで満足してはいけない。早く達成できるということは、それだけチームに貢献できているということ。勝ちにつながるヒットを数多く打ちたい」。

 ここまで1696試合に出場し、1896安打。大台まであと104安打だ。現在、通算打率はプロ野球歴代9位の3割1分0厘1毛で、このペースでいけば1789試合目での大台達成が実現する。歴代8位のスピード記録で、右打者では長嶋茂雄、ラミレスに次いで3番目。「自分が名球会に入っていいのかなと思うけど、終わった時に(達成したなと)思うんでしょうね」と話した。

 来季は1月上旬に鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング」を訪れ、初動負荷トレーニングで体の可動域を広げる。その後、大分、日向での自主トレに向かう予定だ。WBCイヤーの来季も、オフの間に万全の準備を行い、偉業達成に挑む。【福岡吉央】