西武は15日、楽天にFA移籍した岸孝之投手(32)の補償について人的補償は選択せず、金銭補償を求めると発表した。岸の今季年俸は推定2億2500万円。年俸上位3位までのAランクにあたり、80%の1億8000万円を、楽天側から受け取る。

 鈴木球団本部長は、楽天から届いた名簿から即戦力投手の獲得を検討したと明かした上で「残念ながら、うちのニーズにマッチする選手はいなかった」と説明。今後は年内をメドに先発型の外国人投手の補強を進める方針。「(動いていることは事実だが、もうちょっと時間がかかると思う」との見通しを示した。