ロッテ井口資仁内野手(42)が19日、熊本・宇土市役所の仮設庁舎を訪れ、元松市長に新庁舎建設のための義援金1000万円の目録を手渡した。

 宇土市役所は4月の熊本地震で庁舎が大きな損害を受けた。8月に解体工事が始まり、5年内をメドに、新庁舎の建設を進める。

 井口は「プロ野球をスタートさせた九州だし、熊本は伊東監督の出身。僕個人としても何か出来ないかと思っていました」と、プロジェクトをスタート。ネットでつのった義援金636万6001円に、自らの寄付を合わせ、計1000万円を贈った。

 「ファンの皆さんの協力を得られて、非常にうれしい。シーズン中で何もできないもどかしさがありましたが、今日、ここに来ることができました。水害もあり大変な年だったと思いますが、1日でも早い復興を願っています」と話した。