楽天から自由契約となった後藤光尊内野手(38)が24日、現役引退を表明した。

 11月に行われた12球団合同トライアウトを受けたが、獲得に乗り出す球団がなかったことで意思を固め「ユニホームを脱いで、震えるような感覚、緊張感を味わうことがないと思うと寂しい」と心境を語った。

 秋田高から川崎製鉄千葉を経て2002年にドラフト10巡目でオリックスに入団。13年オフにトレードで楽天へ移籍した。今季は50試合の出場にとどまり、打率2割5分だった。今後は楽天の球団職員となる見込み。「野球人口が減っている。裾野を広げて、野球の良さを広げていければ」と話した。

 通算成績は1361試合に出場して打率2割6分9厘、95本塁打、476打点だった。