ロッテは5日、昨季はブルージェイズ、フィリーズでプレーしたジミー・パラデス内野手(28)の入団が決まったと発表した。1年契約で、推定年俸は120万ドル(約1億3800万円)。背番号は未定。

 ドミニカ共和国出身で、二塁、三塁、遊撃の他、外野も守る。右投げ両打ち。191センチ、91キロ。

 エドガー・メルセデス・ベースボール・アカデミーから、06年にヤンキース入り。10年からアストロズに移り、11年にメジャーデビュー。その後、ロイヤルズ、オリオールズ、ブルージェイズ、フィリーズでプレーした。

 メジャー通算は332試合、20本塁打、100打点、打率2割5分1厘。15年にはオリオールズで自己最多104試合に出場し、10本塁打、42打点、打率2割7分5厘を残した。

 球団を通じ「マリーンズの球団とファンが誇りに思えるような選手になりたいので、毎日全力で精いっぱい頑張り、全力で出し切るつもりで日本一を目指します」と意気込みを語った。

 林球団本部長は「三振も多い(メジャー通算287三振)が、当たれば飛ぶ。ダフィーを取ったが、大きいのを打てる打者として獲得した。基本、DHと思っている」と、退団したデスパイネに代わる4番候補に期待した。今後の外国人補強については「もう1人、投手を取れたらいいとは思っている。野手は絶対とは言わないが、ほぼその可能性で」と、先に獲得したダフィーとの2人で臨む方針だ。