巨人は9日、川崎市のジャイアンツ寮で新人15選手(育成含む)を対象に講習会を開き、野球賭博や反社会的勢力の存在などについて説明した。

 昨年に規律委員会で事務局長を務め、今年から寮長となった松尾英治氏が説明役を務めた。実例を挙げて、再発の防止や反社会的勢力の存在などを訴えた。松尾寮長は「これは現実で、本当に起こったことなんだと僕なりの言葉で伝えました。一流選手になるためにも、厳しく言いました」と話した。

 講習を終えたドラフト1位の吉川尚輝内野手(22=中京学院大)は「今後、多くの誘惑があるかもしれない。1人で決めるのではなく、いろんな方々に相談をして決めたいと思いました。ファンがあっての僕らなので」と振り返った。