プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が11日、東京都内で開かれ、併殺を阻止するための危険なスライディングを防ぐ規定が公認野球規則に追加されることが決まった。昨年の米大リーグでのルール変更を受けた改正。

 正しいスライディングの要件として、滑り込んだ後もベースにとどまろうとすることや、野手と接触する目的で進路を変えないことなどが定められた。違反した場合は守備妨害が適用されて打者走者とともにアウトとなる。

 プロ野球は23日の実行委員会で具体的な運用方法を決める。アマは2013年に定めた内規に同じ趣旨の規定があるため、実質的な変更はない。

 また、ファウルグラウンドでの捕球後にベンチ内に入り込んだ場合、これまでは倒れ込まない限りプレーを続けられたが、今後は踏み込んだ時点でボールデッドとなり走者が一つ進塁することが決まった。