日本ハム中島卓也内野手(26)が、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)代表入りが濃厚なことが11日、分かった。際どいボールをカットして相手に数多く投げさせる打撃スタイルは、球数制限のある国際試合でこそ真価を発揮する。タイトルホルダーを中心に総合力の高い野手が多く選ばれている中で、独特の技術に白羽の矢が立った。

 ◆中島ファウルメモ 15、16年と2年連続で両リーグ最多のファウル数(15年599、16年759)。特に16年は、2番目に多かったDeNA倉本(525)に大差をつけた。同年のオープン戦では、広島江草を相手に8球連続を含む1打席で13ファウルを打つ名手ぶりを披露。粘ることから相手投手に投げさせた球数も多く、1打席あたりの平均投球数も2年連続で両リーグトップ(15年4・32、16年4・54)だった。