現役最年長42歳の中日の岩瀬仁紀投手が12日、鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウイング」で練習を公開した。

 進退を懸けて臨む今シーズンへ「悔いのないように、やれることをやってチャレンジしたい」と決意を語った。

 得意のスライダーを改良中で、この日はブルペンで大きい曲がりと小さい曲がりの2種類を試した。「今までと握りも投げ方も違う。カットボールとスライダーの間くらい。バットの芯を外すようなイメージ」と説明した。

 昨季は故障から復帰して2季ぶりに1軍登板を果たしたが、0勝2敗0セーブに終わった。「シーズンで結果を出さないと意味がない。結果を出さなきゃ辞めると言っている。新しいことをやって駄目なら潔く…」と覚悟をにじませた。