ソフトバンクのドラフト1位、創価大の田中正義投手(22)が21日、ファーム施設の筑後で新人合同自主トレ開始後、初めてブルペン入りした。

 飯田ブルペン捕手を立たせて13球を投げた後、座らせて11球。セットポジションで直球にカーブ、フォーク、カットボールを交えて投げ込んだ。

 「思ったよりもいい感じでした。8割くらいの力で投げた。140キロ台中盤くらいかな。ボールはそこそこいっていたので、下(半身)が使えているのかなという感じはする。順調にきていてやりたいことができている」

 ブルペンで様子を見守っていた入来3軍投手コーチも「キレがよくて強い。空振りがとれる、とらえたと思っても差し込まれそうなタイミングが取りづらいボール。打者は早く感じると思う。球界を代表するような投手になりそうな球質に感じる」と大絶賛。「今日の会話が(3軍の自分とは)最初で最後になるんじゃないかな」と、冗談交じりに話した。