昨秋に訴えた右肩違和感の影響で3軍調整中の巨人山口俊投手(29)は、3月1日までの1軍キャンプ合流を見送られることが濃厚となった。前日2日に右肩の検査を受け、腱板(けんばん)などに異常がないことを確認。3日にジャイアンツ球場を訪れた堤GMと、今後について意見交換した。堤GMは「本人は沖縄の最後だけでも合流したかったようですが、開幕に間に合えばいいので焦る必要はない、と伝えました。2月下旬にはブルペンに入れそうなので、オープン戦で1~2試合投げられれば」と説明。山口俊は「沖縄までにはという気持ちがありますが、年間を通じて投げることが大切ですから」と自分に言い聞かせた。

 3軍キャンプでは3日連続でキャッチボールを回避しており、最長約15メートルのネットスローなどで調整。実戦登板までの回復次第では、開幕ローテ入りにも影響が及ぶ可能性を残す。