オリックスは宮崎春季キャンプの4日、12球団最速となる紅白戦を行った。

 紅組の4番に入った2年目の吉田正尚外野手(23)が、右へ左へ2本の二塁打を放った。「久しぶりの実戦だったので疲れた。1本目の結果は安打だったが、それまで2球ミスショットしている。そこで仕留めないと。まだまだ練習が足りない」。納得はしていなかったが、強烈な存在感を発揮。今年の打線の中軸として期待は膨らむばかりだ。

 6回表まで行われた試合は、若手投手11人が1イニングずつを投げた。白組で先発した青山大紀投手(22)は1回を無失点に抑え、5日からの1軍昇格が決定。福良監督は「真っすぐが強かったし、ストライクもどんどん投げられていた」と評価した。