ロッテは11日、今年のチーム初実戦となる台湾・ラミゴとの交流試合だった。

 石垣島の人たちから一番大きな歓声を受けたのは、地元出身の大嶺翔太内野手(25)だ。「2番三塁」でフル出場。1回は8球粘って四球。5回に右前適時打、7回には左前打で2安打を重ねた。活躍のたびに、スタンドからは指笛と拍手が鳴り響いた。

 「僕の中で、1年で一番緊張する試合です」と、地元の期待に応えられ、ホッとした様子だった。打席については「初回の四球が一番良かった。今までにない打席でした」と、ヒットよりも、粘った末の四球を喜んでいた。【ロッテ担当 古川真弥】