ロッテは17日、紅白戦を行った。一番たくさん二塁打を放ったのは、鈴木大地内野手(27)だ。

 紅組(1軍)の「6番二塁」で先発出場。昨季のベストナイン遊撃手だが、今季は二塁にコンバートされた。2回、酒居から右越えに二塁打を放つと、4回には田中靖から左翼線に二塁打を放った。

 二塁守備を実戦で試すのは、今年初めてだった。守備機会は、ゴロを1つさばいただけだったが「もっと飛んでくれば良かったかも知れませんが、1試合で全部というわけにはいきませんから。遊撃との声掛けとか、実戦の中で経験できたことは大きいです」と明るく話した。試合後は、室内練習場で二塁の守備練習を繰り返した。今キャンプ恒例のシーンだ。

 打撃については「守備で頭がいっぱいになっているから、何も考えないのがいいのかも」と冗談ぽく笑った。遊撃手争いに注目が集まっているが、鈴木の二塁への取り組みにも注目している。【ロッテ担当 古川真弥】