育成ドラフト１位の新人、ＤｅＮＡ笠井崇正投手（２２＝ＢＣリーグ・信濃）が２１日、宜野湾で行われた２軍の練習試合（韓国・サムスン戦）に登板した。最終回に登場し、１回を１安打２奪三振で無失点に抑えた。三振はいずれもスライダーで、切れ味が抜群だった。

　これで実戦登板は３試合目となる。初めて出塁（中前打）を許す場面もあったが「初めて有走者の投球ができた。ストライク先行でいけた。走者は出したくはないけど、想定もしていた」。クイックモーションが試せたことを、前向きにとらえた。

　休日返上で視察に訪れたラミレス監督は「ストライクにボールになる球がすごく良かった。ああいう投球をしているのは分かっている」と評価し、近日の１軍昇格を示唆した。