広島の沖縄2次キャンプ初日に一番投げたのは東出輝裕打撃コーチ(36)だった。日南キャンプ中に打撃投手、ブルペン捕手らスタッフ6人がノロウイルスに集団感染。まだ沖縄入りできずにいる。

 カバーするために、日南では石井、迎の両打撃コーチも打撃投手を務め、かつて敦賀気比のエースとして甲子園で活躍した東出コーチも“登板”。ランチタイムの打撃練習に続いて、最後の特打まで投げ抜いた。疲れも見せず、抜群の制球力で各打者を気持ちよく打たせた。同コーチは「早く帰ってきてもらわないとね」と腕を回していた。【柏原誠】