巨人坂本勇人内野手(28)が守備で“頭脳プレー”を見せた。

 4回無死一塁で、中日ビシエドが遊撃坂本勇の頭上にフライを打ち上げた。坂本勇はビシエドが全力疾走をしていないのを見て、わざと捕球せずにバウンドさせ、すぐに拾い上げて二塁ベースに入った中井にトス。中井も素早く一塁に送球し、併殺を完成させた。

 安易な併殺を防ぐためのルール「インフィールドフライ」は無死か1死、走者が一、二塁か満塁の状況でのフェア飛球を、内野手が普通の守備行為をすれば捕球できると審判が判断した場合に宣告され、打者はアウトとなる。このケースは当てはまらず、インフィールドフライは宣告されていなかった。