投手も、捕手もやる!? 大リーグのカブスを退団し、ソフトバンクに6年ぶりに復帰した川崎宗則内野手(35)が1日、ヤフオクドーム内で入団会見に臨んだ。「どこでもできるのが僕のポリシー」と意欲。体調も「きれっきれ」とムネリン節全開だった。年俸9000万円プラス出来高の1年契約。背番号はかつてと同じ「52」に決まった。早ければ今週中にも1軍デビューを果たす。(金額は推定)

 6年ぶりにホークスのユニホームに袖を通した川崎が、初日からムネリン節全開で爆笑トークを繰り広げた。米国では二塁、遊撃、三塁と複数のポジションをこなしてきた川崎。復帰後のポジションについて聞かれると、真顔でこう切り出した。

 「野球選手になった以上、どこでもできるのが僕のポリシー。真っすぐとナチュラルカットしか投げられないですが、投手もやれる。監督が僕を好きなように使ってくれれば、イエスと言いたい」。これには工藤監督も大笑い。「彼には捕手の練習もして頂いて…」と、思わずかぶせた。

 野手では高谷、鶴岡と並ぶチーム最年長。持ち前の明るさでチームの盛り上げ役としても期待を担う。「野球界は上下関係が厳しく、先輩がいると敬語を使わないといけないが、気を使わなくていいので楽。皆、頼もしいし、助けてくれるでしょ。俺を引っ張っていってほしい」と、ジョークを重ねた。

 35歳のベテランとなったが、米国でプレーしている間に成長を遂げた後輩たちに負ける気はない。「おやじになったが、体はきれっきれです。息子とベースランニングしてもまだ負けません。あと15年たっても負ける気がしない。それくらい鍛えています」と、胸を張る。

 今日2日からは筑後のファーム施設で練習を行い、4日からのウエスタン・リーグ、オリックス戦(タマホームスタジアム筑後)に出場予定。「(福岡市内から車で)1時間かかるが、カブスでは(3Aは)バスで10時間くらいのところだった。もっと遠いところないのか聞いたら、そこしかないって言われた。そっちのほうがマイナーの練習場っぽくていいのに」と、笑いを誘った。

 工藤監督は川崎の状態が上がれば1軍に呼ぶ構え。早ければ7日からの西武戦(メットライフ)で再デビューする可能性もありそうだ。開幕連勝でV奪回へ走りだしたチームに、さらに元気を注入する。【福岡吉央】

<一問一答>

 -6年ぶりの復帰

 川崎 朝起きて(カブスから)クビだってメールが来ていて、これは困ったなと思っていたら最初に声を掛けてくれたのがホークス。すごくうれしかったし、行きたいなと思った。

 -背番号は52

 川崎 まさかまた52とは…。家のタンスにしまっていたので、それを引っ張り出せるのでよかった。物持ちはよくないけどユニホームだけは持っていたので。

 -ファンも待っていた

 川崎 福岡に帰るたびにタクシーの運転手さん、店の大将、エレベーターで会う子供連れの家族の皆さんと、毎日たくさんの“GM”に「いつ帰ってくるの?」と聞かれていた。「お帰り」は、ヤフオクドームで初めてプレーした時に言ってほしい。

 -5年間の米国生活は

 川崎 おやじの身勝手な行動で大変な移動を強いられたり、言葉も通じない不便な中で、家族はすごく支えてくれた。一番は家族のおかげと言いたかったのに、それを会見で言い忘れてしまった(苦笑)。

 -単年契約

 川崎 代理人にホークスでやりたいと伝え、交渉は任せていた。僕は複数年を結んだことがないからやり方が分からない。ちょっと怖いんですよ(笑い)。

 -イチローからは

 川崎 向こうでも頑張ってこいよ、と連絡があった。イチローさんに憧れて米国に行き、たくさんのことを学べた。