ソフトバンクに入団した川崎宗則内野手(35)が2日、筑後のファーム施設で初めて練習を行った。前日1日に入団が決まったばかりでユニホームが間に合わず、この日は無地のユニホームの左胸に「宗りん」と記された、高校球児の練習着のような格好で登場。室内練習場でキャッチボール、ティー打撃、フリー打撃、ノックなどを行い、約2時間に渡って体を動かした。

 「若い選手と一緒に練習できてすごくよかった。筑後の施設は素晴らしい。広すぎて迷子になりそうになりました」と笑顔。「宗りん」の文字はイチローに書いてもらったものだと明かした。

 この日のノックは遊撃のポジションで受けたが「今日は一番深いところから投げたかったからショートにした」と明かし「ポジションに希望はありません。希望がないのが希望です」。今後は二塁や三塁でも練習を重ねていくという。

 実戦デビューは4日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(タマホームスタジアム筑後)となる予定。人工芝やNPB球にも徐々に慣れていき、早期1軍昇格を目指す。