ダチョウ倶楽部が始球式を行った。

 女装した上島竜兵がチアリーダーに紛れ登場。そのままマウンドに立った。打者は佐野、捕手高城。

 佐野は上島のボール球を強振し右翼線へ運んだ。「始球式の球を打つとは何事だ!」と激怒した上島は徐々に佐野との距離を詰め、最後はお約束のキス。きびすを返した佐野は、なぜか高城との距離を詰め、再びキス。アレックス・ラミレス監督(42)は日本の伝統芸能をけげんそうに見守りつつ、微苦笑していた。

 出し切ったダチョウ倶楽部は、実は毎年シーズン序盤にハマスタに登場する常連。「通常、始球式は堅い感じがしますが、今回もファンの皆様に温かく迎えて頂き、盛り上がってくれて感動しました。今日は僕らのホームでしたね。今度はリーグ優勝してクライマックスシリーズを戦ってほしいです」。パフォーマンスの対極をいく手堅いコメントを残した。