東大の40歳異色右腕、伊藤一志投手(3年=東海、171センチ、73キロ)が“神宮デビュー”した。

 先発し1回を投げ2安打3四球4失点。直球の最速は108キロで、ナックルボールを操り36球を投げた。

 「先制点を取られてチームに迷惑をかけました。それが1番の感想」と開口一番反省を口にした。自身の投球について点数を問われると「できません。不合格じゃないですか」と苦笑いしていた。

 伊藤は高校卒業後に都内の医大に進学した。医師として務めていたが夢だった東大野球部への入部の思いが再燃。12年春に東大に合格し、3年間の休学を経て15年に入部した。

 試合は規定により5回終了、15-4で慶大が勝った。