広島が勝って貯金を9に戻した。先発岡田がプロ初の9回完投勝利で2勝目を挙げた。

 打線も阪神先発青柳対策で起用した天谷が結果を出すなどつながった。

 岡田は前回登板の8日ヤクルト戦(マツダスタジアム)で完封を目指して9回のマウンドに上がったが、打たれて降板。その試合を引き合いに成長を評価した

 試合後の広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -岡田が無四球で完投

 緒方監督 無四球か。そうか、そうか。

 -期待を寄せる岡田

 緒方監督 今年の1つのテーマというか課題。若い投手陣がいかに経験を踏まえて、成長していってくれるかだから。それが今シーズン、勝ちきれるか、優勝出来るか、というところでの自分のなかでのポイントだからね。

 -前回は9回途中降板

 緒方監督 大きな自信にしてほしい。前回、彼を降ろしたのは、自分のなかで岡田に対して期待を込めた意味もあった。今日に向けてね。もちろんゲームのなかで球数、流れというのもあったけどね。今日はこうやって野手が序盤に点をとってくれた。今日は投げきってほしいな、と思っていた。立派に投げきったというのを大きな自信にして、また次の登板に向かってほしい。

 -野手の援護もあった

 緒方監督 力を発揮出来たり、まだまだ経験不足で発揮できなかったり。そういうなかでも、今の頼もしい野手陣がしっかり守ってあげて、攻撃で点数をとってあげる。そういうなかで成長させてあげてほしいよね。

 -連勝ストップの翌日の勝利は大きい。

 緒方監督 もちろん。また明日、自分たちの野球をするだけです。