広島ドラフト1位加藤拓也投手(22=慶大)が出場選手登録を抹消されることが5日の試合後に決まった。5回途中1失点で降板し、2勝目の権利を逃した。

 不安の制球面は立ち上がりは安定していたが、4回に2死から連続四球でピンチを招き、梅野に適時打を浴びた。5回には先頭に死球を与え、二塁西川の失策も絡んでピンチを拡大。フォークが大きく抜ける暴投もあって無安打で満塁とされ、降板し「修正するのが遅い。実力不足です。確たる技術がない」と猛省した。

 4回1/3を投げ3安打1失点。5三振を奪い、5四死球を与えた。球数は89球だった。

 プロ初登板初先発で9回1死まで無安打投球を続けて挙げた1勝目以来白星はなく5試合に登板し1勝3敗で防御率3・81。計28回1/3を投げて30四死球を与えていた。