球宴に日本ハム大谷を想定した「二刀流ルール」が誕生した。日本野球機構(NPB)は11日、都内で「マイナビオールスターゲーム2017」(7月14日ナゴヤドーム、同15日ZOZOマリン)の開催要項を発表した。全パを率いる日本ハム栗山英樹監督(56)と、全セの広島緒方孝市監督(48)が会見に出席した。

 昨年投手で選出された大谷は、右手中指のまめがつぶれた影響で打者として出場した。オールスター出場を辞退すると後半戦開始から10試合出場できない規定があり、大谷のケースが抵触するか議論されたが、今年からケガなど正当な理由で投手として出場できない場合、野手として2試合出場する必要などを明文化。その場合は投手1人を補充できる規定が設けられた。

 ただ大谷自身は左太もも裏肉離れで2軍調整中のため、出場は微妙。栗山監督は「もう少ししないと分からない。まずは使える状況にする。それからしか考えられない。『翔平、待っているぞ』と言ったら焦ると思う。続けて2試合出る制限もあるから」と慎重だった。