天理大が関西国際大を破り、3季ぶり16回目のリーグ制覇を決めた。天理大は1敗と後がないところから引き分け、連勝で優勝をたぐりよせた。

 3回以降互いに得点できない時間が続いたが、8回に天理大打線が爆発した。四球と犠打で作った1死二塁、4番田中秀政内野手(3年=明徳義塾)の右前打から5連打。打者一巡、計7安打の猛攻で一挙7点を奪った。

 投げてはルーキー森浦大輔投手(1年=天理)が9回4安打1失点。延長11回を152球で投げ抜いた15日の試合から中1日での登板だったが、疲れを見せずに146球を投げ、優勝に導いた。

 藤原忠理監督は「スーパー1年生ですね。(高校で)経験豊富なので森浦にかけてみようと思った」と満面の笑みでたたえた。森浦は「最初調子が悪かったので6回くらいで降板かと思った。最後までいけて良かった」と初々しく振り返った。

 天理大は5日から行われる全日本大学野球選手権(神宮、東京)に出場する。