阪神原口は約1カ月ぶりのマルチ安打を記録し、復調を印象づけた。今季2度目となった福留先発落ちの休養ゲーム。4月18日中日戦以来となる4番に座ると、1回2死一塁から右前打を決め、5番中谷の先制打をお膳立て。3回2死では強烈なゴロを三塁ベースに当てる二塁打を放った。「いい準備ができている時はしっかり自分のスイングができている。いいスイングの中でヒットが出ているので、それを続けていきたい」。4月20日中日戦以来となる1試合2安打だ。

 4番の座には「いろんな打順を打たせてもらっているので、いつもと変わらないです」とサラリ。1点を追う8回1死でも難なく四球を選べる冷静さが頼もしい。前日17日中日戦の先制弾から、2日連続での快音劇。金本監督も「だいぶ、体の突っ込みというか、スイングの軌道も良くなってきているように思える」と納得顔だった。