日本ハム大田泰示外野手(26)が18日、ホームでのキャリアハイ達成に意欲を見せた。今日19日からのオリックス3連戦(札幌ドーム)へ、いわて花巻空港から移動。自己最多の5発目へ「出たらいいですね」。ファンが待つ札幌ドームでのアーチへ、気持ちを奮い立たせた。

 前日17日の楽天戦(盛岡)で昨季の自己最多に並ぶ4号2ランを放った。両翼91・5メートルの球場だったとは言え、弾丸ライナーで左中間に突き刺した1発には爽快感を得た。「日々、積み重ね」と浮かれないが、自身の打撃には自信があふれている。

 右の大砲はハイペースにアーチを量産している。12日ロッテ戦(東京ドーム)では1試合で2本塁打をマークした。昨季残した数字は、62試合に出場してマークした。だが、今季出場はまだ18試合。初の2ケタも現実的な数字だが「シーズンが終わってみてなので」と、欲は封じる。あくまで目の前の戦いに集中している。

 巨人から移籍し、初対戦するパ・リーグの投手について、チームメートやコーチ陣から情報を聞く日々が続く。その上で、打席に立って感じることも多く、その感覚も大切にする。今日19日へ向け「頑張ります」とひと言だけ残し、北の大地に帰還した。12日に東京ドームのお立ち台で何度も絶叫した「サイコー!」のフレーズは、ウオーミングアップ中の掛け声に使用し、自身もチームも鼓舞している。札幌ドームでも「サイコー!」を目指す。【保坂果那】