阪神ドラフト2位ルーキーの小野泰己投手(22=富士大)が19日、1軍本隊に合流した。

 神宮外苑で行われたヤクルト戦の試合前練習に参加。ブルペン投球を行い、21日の同カードで予定されるプロ初先発登板に備えた。「2軍の試合で変化球での投球ができるように、カウントを取ったりができていた。上(1軍)でしっかりできるかどうか」と気合を込めた。

 開幕前まで先発ローテーションを争う立場だったが、変化球の精度に課題があり、春先から2軍での登板を重ねてきた。「握りを浅くしたり、小さい変化にしようと思ってファームで投げてきました」。ここまで2軍では5試合に登板し、1勝2敗、防御率4・18だ。1軍は先発陣の6人目が定まっていない状況で、香田投手コーチも「良ければ、頭数が1つ足りないし、新しく投げる人が補ってくれたらありがたい」と期待を込める。先発ローテーション定着のチャンスが出てきた。