楽天則本昂大投手(26)が、5月度のパ・リーグの投手部門で「日本生命月間MVP賞」を受賞した。14年6月度以来、3年ぶり2度目の受賞となった。

 5月は4試合に登板し、リーグ最多タイの4勝、防御率2・25を記録。25日のオリックス戦では、91年に野茂英雄氏が達成した6試合連続2桁奪三振に並ぶなど、4試合連続で2桁奪三振をマークしたことも評価された。則本は「僕自身2度目の月間MVPを受賞することができて、光栄だしうれしい。これからもチームが勝てるように一生懸命に投げたい」と、今後の飛躍を誓った。

 好調の要因は「チームの流れがよく、打線も援護してくれるので、自分らしい投球ができている」と自己分析。5月の印象深い試合に挙げた、17日の日本ハム戦では初回に5点を失いながらも、2回以降に立ち直り12奪三振とチームを勝利に導いた。「今までなら、そのままズルズルいって大量失点することが多かった。打線の援護のおかげで立ち直ることができた」と、12球団トップのチーム打率2割7分7厘を誇る打線に感謝を述べた。

 1日の巨人戦で7試合連続2桁奪三振のプロ野球記録を樹立した楽天のエースは、8日に先発予定のDeNA戦で、8試合連続2桁奪三振の大リーグ記録に挑む。