巨人は13日、東京・大手町の読売新聞東京本社で株主総会と取締役会を行い、GMの交代が決まった。株主総会で取締役でもある堤辰佳GM(51)は選任されたが、同GMは42年ぶりに球団ワースト記録を塗り替える13連敗を喫するなど不振の責任をとり、就任辞退届を提出。球団は辞任を受領し、後任の新GM兼編成本部長に鹿取義隆GM特別補佐(60)が就任した。

 この日付で読売新聞グループ本社社長室次長に就任した堤前GMは「チームは今、球団史上最悪の13連敗を喫するなど危機的状況に陥っています。昨シーズンオフ以降に獲得した選手らの出遅れなどが大きな要因であり、チームの攻撃力の低迷は、ここ数年のドラフトやトレードによる補強が機能していなかったためだと認めざるをえません。こうした状況を招き、ファンの期待を裏切ったのはGM兼編成本部長としてチーム編成を任されてきた私の力不足のせいであり、責任を取って辞任いたします。新しい編成体制によるシーズン後半のチームの躍進を心より願っております」とコメントした。