プロ野球経験者が高校、大学の指導資格を回復する制度で、日本学生野球協会は20日、東京都内で資格審査委員会を開き、中西太氏(84)や古田敦也氏(51)ら8人の資格回復を認定した。今回は野球殿堂入りしたプロ経験者に限る特例措置が初めて適用され、手続きが簡略化された。

 認定者はほかに平松政次氏(69)、山田久志氏(68)、村田兆治氏(67)、東尾修氏(67)、北別府学氏(59)、佐々木主浩氏(49)。

 通常の手続きではプロ、アマ双方の研修会を計3日受講しなければならないが、殿堂入りした対象者はプロ側の1日の研修とアマ側へのリポート提出で代替できるようになった。今回の8人は5月に研修を終えていた。