交流戦はパ・リーグが8年連続で勝ち越し、セ・リーグの盟主巨人は球団ワースト13連敗、パは楽天の快進撃が続き、セは広島、阪神が好調をキープ…。話題盛りだくさんのシーズンの中で、真剣勝負から生まれたハプニングや、ちょっと気になる話題などにスポットを当てる日刊スポーツ選定「プロ野球事件簿」。今日23日に再開されるレギュラーシーズンでも、ますますの熱戦に期待しましょう。

 今季から導入した併殺阻止の危険なスライディングを禁止する「セカンドコリジョン」の適用は、ここまで1件も起きなかった。リプレー検証も1度だけで、3日の阪神-日本ハム戦の6回1死一、二塁から一塁走者の日本ハム大田の二塁へのスライディングを検証したが、問題なしと判断された。新ルールでは、走者が違反した場合、走者と打者走者がアウトになる。昨年前半戦は、本塁のコリジョンルール導入で混乱していた。NPB・井野野球規則委員は「違反した場合は2つアウトを取られることがチームに浸透し、選手の皆さんが規則を理解してくれているおかげと思っています」と説明した。【プロ野球取材班、前田祐輔】