関東連盟夏季大会優勝の世田谷西が序盤から得点を重ね、ベスト4に駒を進めた。

 主将の梅村大和(3年)が先発し、札幌新琴似に5回コールドの参考記録ながらノーヒットノーランの快投を演じた。

 打っても、1回に先頭の重政拓夢(3年)が三塁打で出塁した後、2番打者として先制の適時二塁打を放った。その裏、相手の先頭打者に四球を与え「変化球を中心に、バックを信じて打たせる投球をしようと思った」と切り替えて試合のリズムを作った。

 言葉通り、奪三振は1つで打たせて取る投球に徹し、5回打者16人に2四球を与えただけだった。

 チームにはエース木下幹也(3年)がおり、1週間おきに試合がある関東連盟夏季大会では「準々決勝で1イニング投げただけ」と調整が難しかったが、連戦となる今大会では前日7回を投げてこの日は規定で投げられなかった木下に代わって、初登板で責任を果たした。「あと2つ勝てば優勝。これからは気持ちの勝負になると思います」と、気を引き締めていた。