日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が29日、都内で行われ、同選手会の森忠仁事務局長が、男性警備員を負傷させたなどとして巨人山口俊投手が総額1億円以上の罰金、減俸を科されたことに対し、処分が重過ぎると巨人に再検討を求めたことについて言及した。

 NPB側は9月4日の実行委員会で協議する予定で、同事務局長は「対応を見て、選手会として対応する」と話した。選手会側は山口俊の処分について巨人側と3度交渉したが、その後音信不通になったと主張。当初は自主退団を求められ、その後複数年契約を短縮することになったとしている。また、選手会が求めている契約更改交渉における提示金額の事前の書面通知について、12球団は応じない姿勢を変えず、継続審議になった。