中日が神宮の悪夢を快勝で振り払った。

 前回、7月25日からの3連戦は最悪だった。初戦は8回に福田が逆転3ランを打ったが、延長10回サヨナラ負け。2戦目は10-0から終盤に投手陣総崩れで大逆転され、延長サヨナラ負け。2試合のショックを引きずった3戦目は2-11と一方的に。合計31失点の屈辱を受けていた。

 初回先頭の京田の右前打からチャンスを広げ、福田の2点中前打で2点を先制した。3回は3本の二塁打と武山の2点打で4点を挙げて、石川をKOした。先発山井が6回1失点とリズムを作り、7回以降の継投もほぼ完璧だった。山井は「神宮ではいい成績を残せていなかったので、死球で崩れないようにと思った」と、神宮での連敗を7で止め、同球場で10年ぶりの白星をつかんだ。

 森監督は「この前のこともあるからな。打者は1点1点取って、投手も1回1回抑えてという気持ちなら、こういう風になる」と納得の表情。連敗を3で止めた。