阪神安藤優也投手(39)は15日、兵庫・西宮市内のホテルで引退会見を行った。ユニホーム姿で会見場に姿を現すと「今季をもちまして私、安藤優也は現役を引退することを皆さまにご報告いたします。16年間ありがとうございました」とあいさつをした。

 プロ16年目の今季は春季キャンプスタート。若手重用のチーム事情もあって1軍に昇格できなかった。8月ごろから『引退』の2文字が頭の中に浮かんでいたといい、チーム事情や体力の衰えなどで自ら現役引退を決断。12日にその旨を球団に報告し、金本監督やチームメートに電話で報告した。

 大分出身で01年にトヨタ自動車からドラフト自由枠で阪神に入団。03年はセットアッパーに転向して51試合に登板し、18年ぶりのリーグ優勝に貢献。05年は先発で11勝を挙げ、2度目の優勝を経験。昨季まで4年連続50試合以上登板し、先発、救援で通算77勝66敗11セーブ、92HPを重ねた。今度については未定。