プロ入り初めて「4番投手」で出場した日本ハム大谷翔平投手(23)が、2安打完封で今季3勝目を挙げた。

 今オフのメジャー移籍が濃厚で、日本ではラスト登板になる可能性が高い一戦。最速162キロの速球とスライダーを軸に、5回にオリックス・マレーロに左前打を浴びるまで完全投球。一方打者では、4回の第2打席に放った中前打が得点につながった。

 124球の力投に「ちょっと疲れましたけど、最後までいけてよかった。(完封を)狙ってはいないけど、1イニング1イニングひとりひとりいければいいと思いました」。5日の西武戦(メットライフドーム)は欠場する予定だが、9日の今季最終戦(対楽天、Koboパーク宮城)では、野手として出場する見込み。「最後まで自分のパフォーマンスを発揮して、いいものを出せるようにやりたいです」と見据えていた。