中日アレックス・ゲレーロ内野手(30)の退団が決定的になった。

 7日、自宅のある米国に向かうため訪れた中部国際空港で、中日の条件に譲歩する可能性を聞かれると、強く首を振った。「(希望額を)下げることはない。中日に戻りたい気持ちはあるがこれはビジネス。楽しみにしているよ」。あらためて3年以上の複数年契約を希望を示唆。3年なら総額15億円程度がゲレーロ側の希望とみられる。正式な交渉はこれからだが、中日も条件の上積みはしない方針で、決裂が避けられなくなった。

 複数の球団がゲレーロに興味を示しており、今後争奪戦が始まる見込みだ。米球界からのオファーも予想されるが「メジャーと日本が同じ条件なら日本を選ぶ。今年よりいい成績になる自信がある」と日本でのプレーを希望した。