今秋ドラフト1位候補の立命大の東克樹投手(4年=愛工大名電)が、約2週間ぶりに復帰登板した。9日に行われた関西学生野球秋季リーグ関大戦で先発。9月23日の京大戦で左ハムストリングの張りを訴えて以降、初めての登板となった。初回から151キロを計測するなど好投したが、7回に登板中に出来たまめをつぶし、7回途中6安打1失点で降板。1週間練習できないなど調整不足を感じ「久しぶりに悔しい。自分に腹立たしいです」と悔やんだ。チームも0-2で完封負けを喫した。

 この日は11球団40人のスカウト、編成担当が集結。6人体制で視察した楽天は、1位候補の1人にリストアップした。長島スカウト部長は「打たれたからって評価は変わらない」と高評価を続け、174センチの松井裕を育てるなど、小柄な投手を一本立ちさせる環境はある。外れ1位候補に挙げる阪神は和田SAを始め、この日最多の8人で熱視線を送った。