ロッテのドラフト1位、履正社・安田尚憲内野手(3年)が27日、大阪・豊中の同校で林球団本部長らから指名あいさつを受けた。

 前日のドラフトでは、外れ1位で3球団が競合。井口監督、山室社長のメッセージ入りの当たりくじを贈られた。「抽選がなければ、いただけないもの。貴重なことだと思います。この気持ちを忘れずに行きたいです。すごく縁を感じます。この紙(当たりくじ)があったから千葉ロッテでプレーできる。感謝してやっていきたい」と、はきはきした口調で話した。

 高校通算65本塁打で、ロッテ待望の和製大砲候補だ。周囲の期待は大きいが、「まだまだ18歳。技術面、身体面で、成長していかないといけません。これからキャンプインまで体づくりをして、プロの選手に恥じないようにしたい」と気を緩めることはなかった。

 林球団本部長は「良い顔をしている。人間的にも良い子ですね」と、しっかりした受け答えに感心していた。