ソフトバンク上林誠知外野手(22)が1日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、800万円から約4・4倍となる3500万円でサインした。

 「大幅かどうかは分かりませんが、上げてもらいました」。大幅アップにも笑顔はなかった。

 今季は開幕戦からスタメン右翼で出場するなど134試合に出場し、打率2割6分、13本塁打、51打点の数字を残した。今秋のU23の侍ジャパンメンバーにも選出され、韓国戦で同点弾を放つなど、成長の1年となったが、本人には悔しさの方が募った。「ここまで試合に出ることは想像していなかったけど、まったく満足できる数字ではない。今年は情けない結果に終わったので、来年はいい結果を出したい」と、淡々と話した。