2度目の改名で運気向上だ。西武誠投手(23)が4日、来季から登録名を「相内」に戻すことを明かした。

 この日、メットライフドーム内で契約更改交渉に臨み、50万円減の550万円(金額は推定)でサイン。ルーキーイヤーの13年は本名の相内誠で登録していたが、翌年から「誠」1文字に変更して4年間プレーしてきた。しかし1軍登板は通算9試合。0勝5敗にとどまり「過去に下の名前で結果が出なくて、名字に戻した良くなった例が何人かあるって聞いたので」と再度変更を決断した。

 球団ではエース菊池も1年目の登録名は「雄星」だった。故障に泣き、2年目からフルネーム登録に変えて球界を代表する左腕に成長した。また元ソフトバンクの沢村賞投手、斉藤和巳も「カズミ」から本名に変更して初勝利を挙げるなど、改名は浮上のターニングポイントに成り得る。「今年中継ぎを経験できたことは大きい。来年は先発か中継ぎか分からないですけど、1軍に定着できるなら、穴があればどこでも狙っていきたい」と意気込んだ。

 ちなみに、チームメートには2年目外野手の登録名「愛斗」がいる。「“あいと”って“まこと”よりカッコイイじゃないですか」とぽつり。名前負け? したような気がするのも、改名決断に至った理由の1つだとして笑いを誘った。