中日藤嶋健人投手(19)が前ソフトバンク松坂大輔投手(37)の入団テストの報にテンションを高めた。

 22日、ナゴヤ球場で練習した藤嶋は「(野球ゲームの)パワプロでレッドソックス時代の松坂さんを使いまくってました。なんだか現実離れした感じです。話しかけられたとしても、ずっと固まっていると思う」と興奮気味。

 藤嶋は松坂と同様に甲子園を沸かせた高校球児だった。1年夏から聖地デビュー。エースで4番として出場した昨夏は、2回戦で9回に4点差をはね返した大逆転サヨナラ勝ちが話題になった。松坂伝説と同様にテレビ朝日系列「アメトーーク」の「高校野球大好き芸人」で、この試合が紹介されたこともある。

 松坂以上に放送の尺が長かったのでは、と聞かれると「松坂さんと違って、僕らはチームとしてですから」と謙遜した。付け加えて「5点を取った最終回は僕と2番(浜嶋)だけアウトになっていて、よく突っ込まれます。でも僕ら2人はそれ以前のイニングで適時打を打っているんですよ。いつも2人でそればっかり言ってます!」と熱弁。寒いナゴヤ球場で、高校時代を懐かしむ熱い“トーーク”だった。