巨人の原辰徳球団特別顧問(59)が9日、客員教授を務める千葉・勝浦市内の国際武道大で講義を行った。約200人の学生の前でチームの導き方や競技に挑む姿勢を話した。

 講義中に4日に亡くなった星野仙一さんのことを問われると「鬼と仏を持ち合わせていた。勝負では野球の鬼、仏は人間らしさというか2つとも持ち合わせたすばらしい方だった。自分も監督になった時にいかに鬼になれたか、自問自答していた」と回想。思い出に残る言葉として「選手は信頼しても信用するな」と挙げ、故人を思った。