広島のドラフト1位・中村奨成捕手(18=広陵)が11日、都内で行われた新人選手研修会に参加。髪の毛が伸びてきた他の選手に混じり、甲子園でプレーした時と変わらない丸刈り姿で登場した。

 「(他の選手に)イジられました(笑い)。野球部で卒業式までは丸刈りって決めているので」と説明した上で、髪形やファッションなどにさほどこだわりがなく、野球が第一だと強調した。

 この日は野球殿堂博物館を見学後、元大リーガー岩村明憲氏の講義を聞いた。「WBCも経験されている方なので、話のひとつひとつが心に響くものがあって、自分もああいう大選手になれるように、少しでも近づけるように、と思いました」。

 殿堂には広島の大先輩で2215試合連続出場の日本記録を持つ衣笠祥雄氏のユニホームも飾られており「カープを優勝に導いた方。いずれは自分もそういう存在になりたい。(衣笠氏の連続試合出場のように)できることであればずっとマスクをかぶって、チームを優勝に導きたい。そうなるには体力、技術が大事になってくる。それを目指せると思うので、しっかりやっていきたい」と意気込んだ。