西武菊池が12日、フォークの修正に取り組んだ。宮崎・南郷キャンプのブルペンで炭谷に座ってもらい、91球。精度アップを目指しているフォークを8球連続で投げる場面があった。だが、直後の直球が抜け球になった。「フォークを覚えたいから連続で投げましたが、その後の真っすぐが抜ける。難しいですね」と現状を受け止めた。

 原因は分かっている。「本来(直球もフォークも)一緒の投げ方じゃないといけないけど、フォークは多分、腕で落とそう、曲げようとしている。(体の)縦回転で投げないと。腕だけだから、直後の直球は一瞬、体の開きが早くなるんでしょう」と、フォーク連投の影響があると分析した。

 ブルペンを出ると、フォークの握りでネットスローを繰り返した。昨季まで1試合2、3球だったのを、今季は増やす。「あくまで(直球、スライダー、カーブに続く)4番目。順番だけ忘れなければ。他の球種が順調な分、フォークに時間が割ける」と明るかった。17、18日の紅白戦で今年初登板。その後は、25日のロッテとの練習試合(高知・春野)で初対外試合。3月6、7日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)でオープン戦初登板。大役を担う開幕戦(日本ハム戦、札幌ドーム)へ向け、課題を消していく。【古川真弥】