ドラフト3位福田周平内野手(25=NTT東日本)が存在感を見せた。11日に行われた今キャンプ初の紅白戦に紅組の2番遊撃で出場。5回1死一、三塁から鈴木優の137キロを捉えて右前適時打を放った。

 1回の1打席目には際どいボールを見極めて四球をもぎ取ると、左飛だった3回には投手に10球を投げさせるなど、粘り強さをしっかりとアピールした。

 それでも福田は「やることだけをしっかり出せればいいかなと思う。今は練習でやっていることを100%やっていきながら、自分の求めていることをやっていけばおのずとアピールにつながる」と冷静だ。

 ドラフト8位山足達也内野手(24=ホンダ鈴鹿)が右太もも裏の強い張りで2軍落ちとなったため、1軍では新人野手ではただ1人。169センチの元気印が奮闘を続けている。【オリックス担当 桝井聡】