今秋ドラフト候補に挙がる大商大の主将・太田光捕手(3年=広陵)が、雪辱の日本一を誓った。

 この日はグラウンドに雪も残る寒さの中、奈良・香芝市内の同校グラウンドで汗を流した。

 プロ注目の強肩キャッチャーは「まずは大学日本一が一番の目標」と全国制覇を掲げる。昨年は春の全日本大学選手権、秋の明治神宮大会と全国の舞台を2度踏んだ。しかし春は2回戦敗退、秋は1回戦敗退と、苦い思いを残した。

 関西6大学リーグでは秋に無敗で優勝するなど圧倒的な強さを見せた。太田自身も春秋連続でベストナインを獲得したが「リーグでどれだけ活躍しても、全国で活躍出来ていない」と唇をかみしめる。

 主将としても、昨季からのレギュラーメンバーとしても責任を感じる今シーズン。「チーム全員が同じ日本一の目標に向かっていけるように。神宮を経験したメンバーとして責任はある。その責任を果たしていけば勝てると思う」とまずはリーグ優勝、そして雪辱の全国の舞台へ先頭に立つ。