対外試合も4番デビューだ。ロッテのドラフト1位、安田尚憲内野手(18=履正社)が明日17日に行われる台湾ラミゴとの交流試合で、4番三塁でスタメン出場することが濃厚になった。金森打撃コーチは打順を明言しなかったが「皆さんの想像と同じじゃないですか。僕が一番楽しみにしてる」と期待した。

 第3クールの紅白戦も4番三塁でフル出場。マルチ安打を記録するなど存在感を示し、第4クールからの1、2軍振り分けで1軍残留を勝ち取った。15日は約1時間の居残り特打を行い「1軍で出してもらってることに感謝してアピールしないと」と息巻いた。

 ちなみに公式戦では高卒新人の開幕4番スタメンは、50年の2リーグ制後は1度もない。2日間行われる交流試合はテレビ2社を含む5社10人の台湾メディアが取材に訪れる予定。「結果として大きいの(本塁打)が打てればベストです」。18歳のスイングに、海の向こうも注目している。【鎌田良美】